空手の技術研究

月刊空手道にて好評連載中!【空手技術開発プロジェクト】 未だ明かされなかった空手の極意・秘術・奥義が今ここで・・・!

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月刊空手道連載用 特別編 第52話 筋肉を使わず骨で戦う

効率的に体を使う為には、筋力に頼らない体の使い方が重要である。
それには、従来自分に備わった骨格をいかにうまく利用・操作するかということである。人間、生まれ持った骨格は、成長期に十分な栄養と運動と休養で、ある程度は成長変化させることは可能でも、極端に変えることは不可能である。
だから、その生まれ持った骨格をいかに効率よく使うかの身体操作訓練が、空手の稽古の一つの要と言えよう。
筋力に頼ってしまう空手初中級者に見られる最大の要素が、胴体がふらふらな状態というものである。胴体がふらふらでは、相手に破壊力を十分に伝えることはできずバラバラな力の伝え方で、筋力に頼った手突き。足蹴り。の状態になってしまう。

筋力に頼らないための一番重要な要素は、腰の移動や回転時の、胴の角度や作り方であろう。空手は、立ち方が基本中の基本で最も重要な要素の一つであることはよく聞く話だ。しかし私の見解は、あくまでも立ち方の上に胴体がしっかり乗っている状態が重要であり、基本は、真っ直ぐ乗っていなければ有効な動作が出来ない。というものだ。だから立ち方は重要であるが、胴作りと体の乗せ方は、もっと重要であるという考え方も出来るのである。
では、その体はどのように真っ直ぐ乗せたら良いのか。また、なぜ真っ直ぐ乗せることが出来なければ、有効な動作が出来ないのかを、これから解説しよう。

手を動かすのも足を動かすのも、体全ての勢いを伝え動かす為には、胴体を有効に動かすことが出来なければならない。空手の技の基本は、腰が移動するか回転するかで大きな力が発揮される。先程お話しした、筋力に頼ったバラバラな力の伝え方で、手突き足蹴りの状態では、相手に破壊力を十分に伝えることはできないと言うことである。腰が移動する場合、これを瞬時に行わなければ敵に逃げられてしまうわけだが、敵が技として認識するのは、手足による技の起こりからであることがいえるでしょう。そして、敵に技を届かせるためには、胴体を敵に近づけなければならない。となると、必然的に技が敵に届く距離に胴体を先に近づける動作が一番先であるわけだ。つまり、腰が動いて手足が動く為には、腰が曲がっていたり、胴体が曲がって乗っていたりしたのでは、手足の技に体重や勢い全てを乗せることは出来ないのである。また、手足による技は、瞬時に体幹から放射状に発せられることにより、敵に反応される前に、全ての勢いを伝える技として有効なものとなるわけである。

次に、腰の回転で大きな力を発揮させる場合、腰や胴体が曲がって乗っていたのでは、武器となる手先足先へ全ての勢いが伝わらず、せっかくのパワーが逃げていってしまうこととなる。
では、その体はどのように真っ直ぐ乗せたら良いのか。はっきり言おう。その前に、どんなに凄いマジックなどでも明かしてしまえば、何だそんなことかと感じてしまうものであるが、毎回のことだが、これまでだれも言わなかった、明かされなかったことを、私はこの空手技術開発プロジェクトで明かし続けている。これを、生かすか否かは皆さん次第であるが、取り入れることで皆さんの空手が必ず進化することでしょう。是非とも、日々の稽古の参考に取り入れていただければ、筆者冥利に尽きます。
では、その体はどのように真っ直ぐ乗せたら良いのか。それは、立ち方に対し・・・乗せる。目安は、・・・にすることである。これで、腰の回転力全てが武器である手先足先に伝わり、この・・・することにより、筋肉を使わず骨で戦うことが可能となるのである。



(イメージ図及び、…の部分の説明をご覧になりたい方は、“月刊空手道”VOL.484、2010年10月号の連載記事、“空手技術開発プロジェクト”を、ご覧ください。)

第53話につづく。
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月刊空手道連載用 特別編 第51話 内なる力

空手では、中から外へ力を伝えるのが一つの有効な方法である。
基本的な考え方として、腹式呼吸にて臍下丹田で立ちバランスをとり力を発する。そして下半身の力が腰を伝い、膝や肘を通り、武器である手先足先にて爆発する。タイミングとしては、ここで極める訳である。
ゆえに、呼吸や腰の使い方や肘・膝の位置は、とても重要である。
これに・・・加える方法もある。それはあまり気付かないものだが、実は、打ち技・受け技・蹴り技・突き技など、あらゆる技の随所に見られる。得に松濤館流派の技は直線的に感じられるが、腰の切れや受け技などの一連の動きの中にも、実は・・・が加えられている。使い方としては、良く例えられるのが、・・・のような動きであり、それは四方八方その上下に動かすことができ、360度無限に放射され、二次元ではなく三次元に限りなく伸び、ちょうど良い所で極めるイメージで使うことができる。

そして心の持ち方が、もう一つの内なる力と言えよう。しかし、この心の持ち方は、心・技・体と繋がっているから稽古が必要なのである。より集中した正しい稽古をコツコツ積んだ差が、気が付くと雲泥の差となっている。心は稽古に裏付けられ自信となる。そして、より高い目標を持てるようになる。
技も心の持ち方も空手の稽古だけではなく、何事においても学べ、空手に生かすことができる。
また、常に影響しあう。それは・・・によるか。・・・というもので引き出されるか。・・・か。つまり、万物はお互い常に影響しあって成立している。水辺に石を投げ入れた時に、どこまでも広がって行く水の波紋のように。
皆が何かの役割を持って存在している。その大きな役割に気付かず一生を終えるのが、普通である。必要だから存在するのである。その大きな役割を果たす為には、今を精一杯生きることである。不器用でも良い。自分を信じ、夢や目標を掲げ、ただただ今を生きることである。その今の積み重ねの集大成がまた今なのだ。空手は一生修行の人格完成への道である。私は、その厳しくも奥が深くやりがいのある道を、楽しく真面目に進んでいる。それは、自分が楽しければ、他にも影響を与えるので、とても良いと思っている。
内なる力は、・・・である。また、他からの内なる力もいただいている。それは、食事であったり、物事であったり、愛情であったり、万物全てが内なる力を発しており、それに気が付き、感謝し、今を精一杯生きることで、より大きい内なる力を秘めた空手が身に付いていくのである。このように、内なる力を増大させ、内から外。外から内へと、吸収放出を繰り返す。それは、正しい方向へ繰り返さなければならない。間違えた方向へ繰り返してはならない。しかし、それに気づいた時から、また、正しい方向へ繰り返そう。それは世の原則であり、空手の内なる力を増大させる為の原則でもある。



(イメージ図及び、…の部分の説明をご覧になりたい方は、“月刊空手道”VOL.483、2010年9月号の連載記事、“空手技術開発プロジェクト”を、ご覧ください。)

第52話につづく。
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