空手の技術研究

月刊空手道にて好評連載中!【空手技術開発プロジェクト】 未だ明かされなかった空手の極意・秘術・奥義が今ここで・・・!

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月刊空手道連載用 特別編 第41話 ゆっくり早く

皆さんは、ゆっくり早くってわけわかんねーよ。と、言われることと思います。しかし、勝負においてのスピードは実際のスピードとは違い、敵にとって速く感じるか否かであり、それに反応し対処できるものなのかが、問題となります。まず第一に、自分よりより遠くで動く物に対しては、あまりスピードを感じるものではありません。極端な例をあげますと、空高く飛行している飛行機は、もの凄いスピードで飛んでいるはずですが、手が届けば、簡単に捕まえられるくらいゆっくり移動しているようにしか見えません。

第二に、近くても自分の周りをちょろちょろ動いているものは、比較的簡単に捕まえることができるでしょう。例えば、二人一組になり、突きを極める目標が敵の顔と想定し、その敵の顔に見立てた物を、手の届く距離からあまりスピードを入れずに自分の周りに近づけてもらい、それを突いてみます。簡単に上段突きを極めれたのではないでしょうか。次に、それをおなじように真っ直ぐ自分の顔面目がけて近づけてもらい、それを突いてみましょう。どうでしたか。突きを入れるどころか、自分の顔面にその敵の顔に見立てた物がぶつかってしまいませんでしたか。そうなんです。自分に目がけて真っ直ぐ向かってくる物は、自分にとっては、とても速くて捕らえにくいものなのです。
敵の顔面めがけて、真っ直ぐ頭(顔)から突っ込んで行った方が意外に殴られないもので、怖がって斜めに突っ込んだり顔をそむけながら突っ込むと、実は、敵にとって非常に殴りやすい状況を作ってしまう結果になるのです。

人間は、ゆっくり動く物にはゆっくり反応し、速く動く物には当然速く反応します。つまり、ゆっくり近づき速く攻撃すれば、敵にとって非常に速い攻撃になり、且つ、攻撃は真っ直ぐが、より速い。ということになるでしょう。

では次に、科学的に証明された事実なのですが、人間が目で物を捕らえて体が反応するまでのタイムは、0.1秒以上かかるそうです。空手技術開発プロジェクトの第一話の二次有効ゾーン。つまり、手を伸ばせば届く距離から、その手で攻撃を行うと、大抵は0.1秒かかりません。つまり、手を伸ばせば届く距離までゆっくり間合いを詰めることができれば、確実に敵に攻撃をかわされずに極めることができる。と言うことになります。この事実により、いかに前の手や足を有効に使うかが、敵にとって速く確実に極まる技を出す結果になる。ということが明確になったのではないでしょうか。

もう一つ、非常に重要なことがあります。それは、スピードを出そうとすれば良いとはかぎらない。ということです。スピードを出そうとするあまりに、力みにつながったり、技の起こりがバレバレになってしまう可能性があるからです。もっと分かり易く言いますと、モーションが付いてしまう。更に分かり易い説明をしますと、よっこらしょ。と、技を出さないように。と言うことで、どんなにスピードがある技が出せたとしても、実際には、とても遅い攻撃になり、簡単によけることができます。逆に、ゆっくり動くことで、敵に技の起こりを感じさせず、敵にとっては、速い攻撃技につながることもあるでしょう。

私はよく生徒達に・・・と、指導します。
つまり・・・することで、私の言う、ゆっくり速く。は、可能となるのです。



(イメージ図及び、…の部分の説明をご覧になりたい方は、“月刊空手道”VOL.456、2008年6月号の連載記事、“空手技術開発プロジェクト”を、ご覧ください。)

特別編 第42話につづく。
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テーマ:空手 - ジャンル:スポーツ

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